赤ちゃんにとって湿度70%は高いので気を付けましょう!
赤ちゃんにとって最適な部屋の湿度は50%~60%です。
確かに!湿度70%というとジメジメして大人でもちょっと不快に感じるかも…。
この記事では、湿度70%の環境が赤ちゃんに対してどのような影響をもたらすのかを解説します。
記事の後半では、赤ちゃんにとって最適な湿度と温度を維持するための方法を紹介します。
簡単に湿度を調節できる方法ばかりなので、知っておくと便利ですよ!
ぜひ最後まで記事を読み込んで、赤ちゃんにとって快適な環境を作りましょう♪
赤ちゃんに湿度70%は高い!最適な湿度は60%!
湿度70%は赤ちゃんにとっては高い湿度です!
赤ちゃんにとって最適な湿度は夏・冬を通して50%~60%です。
赤ちゃんにとって最適な夏と冬の湿度・温度
赤ちゃんにとって最適な部屋の湿度と温度は以下の通りです。
- 夏…温度:28℃/湿度:50%~60%
- 冬…温度:20℃/湿度:50%~60%
暖房をつける場合は、20℃前後が最適です。
ただし、0歳児は25℃くらいまで暖房をあげてもいいでしょう。
基本的に、大人が快適だと感じる温度と湿度であれば問題はありません。
冷房を付ける場合は、28℃前後が最適です。25℃以下には冷房を下げないようにしましょう。
外気との温度差が5℃以上あると体温調節の機能がうまく働かなくなります。
赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性があるので、室内外の温度差は5℃以下にするように注意しましょう。
湿度が高い場合の赤ちゃんに対する影響
湿度70%を超える高い状態が赤ちゃんに与える影響は3つあります。
赤ちゃんが泣く
湿度が70%になると、赤ちゃんが不快に感じて泣く可能性があります。
おむつも買えたし、ミルクも飲んだけれども赤ちゃんが泣き止まない!という場合は、部屋の温度と湿度も確認してみましょう。
特に、新米ママ・パパは赤ちゃんは体も小さいから寒いかも!と服を着せがちです。
下着や上着を1枚脱がせて体温を調節してあげてくださいね。
あせもなどの肌トラブルを起こす可能性がある
赤ちゃんの体温は36.5~37.5℃と大人よりも高いです。
大人にとってはジメジメと感じない場合でも、赤ちゃんは寝汗でびっしょりなんてこともあります。
汗をかいた状態を放置しておくとあせもなどの肌トラブルを起こす可能性があります。
赤ちゃんの汗を拭いてあげて、湿度と温度を最適な状態にしてあげましょう。
赤ちゃんが熱中症になる危険性が高くなる
熱中症のリスクは、温度が同じ場合でも、湿度が高くなれば上がります。
なぜならば、本来は、汗が蒸発することによって体温を下げますが、汗が蒸発せず熱が体の外に逃げないからです。
体に熱がこもることで熱中症にかかりやすくなります。
湿度が70%の場合、28℃以上になると室内でも熱中症の危険性が出てきます。
特に赤ちゃんは体温調節機能が十分に発達していません。
さらに、赤ちゃんは意思表示が上手にできないので、注意が必要です。
湿度が低い場合の赤ちゃんに対する影響
湿度が低い状態が赤ちゃんに与える影響は2つあります。
肌・髪の毛の乾燥
実は、赤ちゃんの皮膚は乾燥しやすいです。
湿度を最適に保つのはもちろん、お風呂上りには保湿クリームを塗るようにしましょう。
風邪をひきやすくなる
ウイルスは湿度が低いと、空気中に漂う時間が長くなります。
また、のどなどの粘膜が乾燥していると、血液のめぐりが悪くなるため免疫力が下がる原因になります。
生後半年までの赤ちゃんは、お母さんの胎盤や母乳から免疫を受け取っているため、風邪などに対しての免疫機能が少し高い状態です。
しかし、生後半年を過ぎた赤ちゃんはお母さんから受けとった免疫物質が少なくなるので、風邪をひきやすくなります。
免疫力が低い状態は赤ちゃんが半年から1歳半になるまで続きます。
大人にとってはただの風邪でも免疫機能が未成熟なため、重症化するリスクが高いです。
特に、生後半年~1歳半の赤ちゃんは体調管理には気を付けましょう。
赤ちゃんに対して湿度を最適に保つ方法を伝授!
では、どのようにすれば赤ちゃんにとって最適な湿度を保つことができるのでしょうか?
ここでは、最適な湿度に保つ方法を夏と冬に分けて紹介します。
夏は湿度が高くなりすぎないように気を付ける
夏は湿度が高くなります。
特に、梅雨の時期は湿度が70%を超えることもあります。
湿度が高くなるとカビが増殖しやすくなりますので、湿度が高くなりすぎないように気を付けましょう。
換気をする
換気をすると湿度が下がります。雨の日でも喚起をした方が湿度が下がるので、こまめに喚起をするようにしましょう。
換気扇を回すのも効果的です。
除湿器・エアコンのドライモードを使う
窓を開けて換気ができない場合は、除湿器やエアコンのドライモードを使いましょう。
冬は湿度が下がらないように気を付ける
冬~春にかけては空気が乾燥しがちになります。
1年で湿度が低くなる時期は12月~2月にかけてです。この時期の湿度は50%まで下がります。
50%なら赤ちゃんにとって最適な湿度では?と思う方もいるでしょう。しかし、そうではありません。
湿度50%というのは外の湿度です。冬は室内で暖房をつけるため、湿度は50%より低くなってしまいます。
湿度は温度が上がるほど湿度は下がります。そのため、冬室内の湿度は50%以下になってしまいます。
濡れタオルを干す
濡らして硬く絞ったタオルを部屋に掛けましょう。
タオルの水分が蒸発するに伴い、部屋の湿度をあげてくれます。
バスタオルのほうが効果は大きいですが、固く絞らないと床がべちゃべちゃになるので気を付けてくださいね♪
新聞紙とバケツで簡易加湿器を作る
新聞紙をくるくる巻いて水を張ったバケツ一杯に詰めましょう。
バケツを置く場所は床から30㎝以上のところに置いた方が効果的です。
霧吹きで水を撒く
霧吹きでカーテンなどに水をかけるのも乾燥対策としては効果があります。
ただし、霧吹きのし過ぎはカビやカーテンの水シミになる可能性があるので、気を付けましょう。
加湿器を使う
ここまで紹介した方法で湿度が上がらない場合は加湿器に頼りましょう。
加湿器を使う際の注意点は3つあります。
加湿器は部屋の広さに合わせて使おう
加湿器には対応している部屋の広さがあります。きちんと広さに合った加湿器を選ばないと意味がありません。
加湿器のスチームが赤ちゃんにかからないようにしよう
加湿器のスチームが赤ちゃんにかからないような場所に置きましょう。
加湿器のスチームが肌にかかると水滴になり体温を下げるので、赤ちゃんが風邪をひきやすくなります。
効率的に加湿をしたいならリビングの真ん中に置こう
効率的に部屋を加湿したいならなるべく部屋の真ん中に置くようにしましょう。
我が家はマンションなので、木造一軒家と比べるとかなり乾燥します。ほおっておくと湿度40%以下なんてことも…。
赤ちゃんが生まれたのを境に、我が家では寝室の暖房器具をエアコンからオイルヒーターに変えました。
オイルヒーターは、寝ている間はエアコンの風が顔にかからないので、快適ですよ。
エアコンよりはパワーが弱いので広い部屋の暖房としては使えませんが、風を出さない分、翌朝の乾燥をあまり感じません。
夏と冬で赤ちゃんにとって最適な湿度を保つ方法を紹介しました!
どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
赤ちゃんにとって湿度・温度は重要!おすすめ湿度計3選
赤ちゃんにとって部屋の温度と湿度が最適な状態であることは、風邪や肌トラブルを防ぐためにも重要です。
お話ができない赤ちゃんのママにとっては、温度計や湿度計で一目で部屋の状態がわかると、赤ちゃんが泣いている原因を探る1つのツールになります。
そのため、赤ちゃんがいるご家庭には温度計と湿度計があったほうが便利ですよ。
ここではおすすめ温度計・湿度計を3つ紹介します。
多機能な温度計・湿度計が欲しいという方はこちらがおすすめ!
多機能デジタル温湿度計
ライトがついているので、夜中に温度や湿度を確認するときに便利ですね♪
部屋のインテリアにマッチするおしゃれな温度計・湿度計が欲しいという方はこちらがおすすめ!
アナログ温度湿度計
壁掛けとしても使える温度湿度計です。木目の色も2種類あるので、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのがうれしいですね♪
とにかくシンプルな温度計・湿度計が欲しいという方はこちらがおすすめ!
おしゃれで見やすいデジタル温湿度計
手のひらサイズでどこでも持ち運びができるコンパクトな作りです!
熱中症の危険度を示すバーがついているのでわかりやすいですね♪
温度計・湿度計は値段は1000円~3000円ほどで購入できます!
お部屋の雰囲気や用途に合わせて選んでみてくださいね♪
まとめ
- 赤ちゃんにとって湿度70%は高い
- 湿度70%を超えると赤ちゃんが熱中症になる危険・不快で泣く・肌トラブルを起こす可能性がある
- 赤ちゃんにとって最適な湿度は50%~60%
- 梅雨から夏にかけては湿度が70%を超える可能性があるので注意
- 湿度を下げるためには換気とエアコンの除湿機能を使う
- 冬は湿度が下がり乾燥しやすくなるので注意
- 湿度をあげるためには、加湿器・新聞紙とバケツ・濡れタオルなどを活用する
赤ちゃんにとって最適な湿度と温度を保つことは、赤ちゃんの健康のためにも重要です。
特に生まれたばかりの赤ちゃんはちょっとしたことでも不快だと感じると泣いてしまいます。
赤ちゃんが泣く前に最適な温度と湿度を保つことで、ギャン泣きの芽を摘みましょう♪
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