プロ野球選手で記憶に残る選手は人それぞれだと思います。私は根っからのプロ野球ファンなのでそんな選手は数えきれないほどたくさんいるのですが、今回は高橋聡文選手(Takahashi Akifumi)を取りあげます。
高橋聡文選手とは?
高橋選手は中日と阪神で長く活躍した選手です。2001年のドラフト会議で中日から8巡目で指名されています。プロ野球では活躍しましたが、ドラフト時はそこまで注目されていなかった印象です。同じ年には、高校生で155km(当時の高校生最速)を投げていた寺原隼人投手がおり、40歳を超えた今でもヤクルトで主力の一人として活躍している石川雅規選手もこの年にプロ入りしています。メディアが取り上げていたのは、寺原選手がほとんどだったと思います。しかし、高橋選手も素晴らしい投手で、プロ野球でのプレーは寺原選手よりも評価する人の方が多いのではないでしょうか?
あやうくプロになれないところだった?
2001年にプロになってから2019年に引退するまでずっと活躍していた選手です。プロ野球選手の平均寿命は9.5年ぐらいらしいので、大体倍の期間活躍したことになります。そのため、プロ野球界でも評価されていたことは間違いありません。しかし、ドラフト時にはあまり注目されておらず、一歩間違えれば指名されずに野球人生が終わっていた可能性もあったようです。本人のインタビューでもプロのスカウトがほとんど見に来なかったため、自分自身がプロ野球選手になれるとは思っていなかったとのこと。ドラフトで指名されるまでは、プロに進むかどうかではなく、野球を続けるかやめるかで迷っていたとのことです。
実は大谷選手と同じ二刀流だった!?
近年、野球と言えば大谷選手の活躍が非常に目立ちます。メディアで取り上げられることも多いですし、何より「二刀流」という唯一無二の存在であることも注目される理由になっています。ただ実はプロ野球選手には二刀流の素質を持っていた選手は実は結構多いみたいで、高橋選手もその一人かもしれません。高校時代はバッターとして試合に出ており、プロ入りが決まったのも投手としてではなくバッティングが評価されたとのことでした(本人のインタビューより)。高校時代には全く注目されていませんでしたが、唯一一人評価してくれていたスカウトの方がいたそうです。練習を見に来てくれた際に練習で場外にホームランを打って、それが評価されたとのこと。こんな選手は実は多いのかもしれません。ちなみに、松井秀喜選手は「二刀流の発想がなかったのは、野球界の怠慢かもしれない」と語っています。今後は打てる投手という選手がたくさん出てくるのかもしれません。
まとめ
今回は高橋聡文選手について語ってみました。もう引退されてしまいましたが、現在はYoutuberとして活動しているようです。実力がありプロ野球人生も長かったことから、今後も形は変わっても野球に関わっていく仕事をされるのではないでしょうか。ファンの一人としてはぜひそうして欲しい。
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